3.知らずに韓ドラを見ると韓国語ができなくなる!? 韓国語学習 において韓ドラを見る時の注意点!

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字幕のすべてを信じてはいけない!!

韓国語学習 における「意訳」と「直訳」の注意点!

 

時と場合に応じた「 意訳 」「直訳」を

 

皆さんこんにちは!韓国語学習のお供ソラです!

突然ですが、皆さんは韓国ドラマを見ていますか?

 

今はサブスクで簡単に見られるだけでなく、そのサブスク限定の作品もあって意欲的に全部見ようとしても数が多くて見切れないですよね!

 

韓国語学習 を一番身近に感じられるコンテンツですね

 

ですが、こと韓国語学習という観点で初めて見た時はかなり頭を悩まされました。

何に頭を悩まされたのか……それは「意訳」です。

 

海外の作品なのだから意訳が当然では?

意味が判るし直訳よりも自然で勉強になるでしょ?

 

もちろん、その通りの部分もあります。
全てが問題な訳ではありません。

 

では、どこが注意すべき箇所なのか?

 

今日は、意訳で韓国ドラマを見るときの注意点を解説いたします。

早速参りましょう!!

 

前回の記事の最後でお知らせしたとおり、シャドーイングにおいて気を付けたい点の二つ目の紹介でもあります。

前回を読まれていない方は、ぜひそちらを読んでから読まれることをお勧めします!

 

 

오늘 단어 「의역」 今日の単語 「意訳」

 

知っておきたい「意訳」と「直訳」の良し悪し

前提として、ドラマで字幕として表示される翻訳は意訳です。

これは、翻訳をする方が見る人の理解度を重視しているからに他なりません。

 

耳で分からなくとも字を追えば何について話しているのか、その感情の機微までを考慮したモノです。

 

直訳よりも意訳のほうがより場に合った分かりやすい構造と意味になっていますので、正直翻訳するとなると意訳の方が良いと思います。

 

では、ここで取り上げる問題とは何なのか?

 

それは、

 

意訳が過ぎると元の言葉の原形がなくなる

 

という点です。

これを学習においての問題点として言語化すると、

 

「直訳をその会話に合った表現や意味に変換している」
           ↓
「ある単語が違う単語として表現されてしまっている」

 

ということになります。

一つ例を見ていきましょう。

 

「아름다운 추억 속 그녀가 너랑 닮았다?」

直訳 = 「美しい思い出の中の彼女が私と似ていた?」
意訳 = 「美しい思い出話なんかしちゃって」

 

これは、自分の過去の話をした主人公に対してヒロインが言ったセリフです。

ヒロインの性格や前後の台詞の関係などを見ると、意訳の方が綺麗で感情的です。

 

ですが、この一文だけを見て訳すとなると、直訳の方が正しいと思いませんか?

 

翻訳問題だったら上が正解ですよね

 

これが意訳と直訳の差です。


韓国語だからこその意訳への違和感

私が学習において意訳と直訳にこだわる最大の理由が二つあります。

 

1.韓国語の文の構造

2.韓国語は漢字に当てはめた単語が数多く存在

 

この二つの理由を一つずつ解説していきます。


韓国語の文の構造

以前の記事でも触れましたが、韓国語と日本語は文の構成の方法が酷似しています。

 

その性質もあって、概ね直訳でも日本語のように意味を捉えることができるのです。

 

韓国語を日本語に変える際、変に文や文字を置き換える必要は少ないです。

 

下記の表を見ていきましょう。

 

 ① I play baseball.

 ② 私は野球をします。

 ③ 저는 야구를 해요.


②と③は品詞の順番が同じなので、意味をそのまま当てはめられる。

 

表のように、難しく考えず出てきた単語や文法をそのまま訳すことが翻訳となることも多いです。

これくらい簡単な文章なら、直訳で訳した方が分かりやすいですね。


韓国語は漢字に当てはめた単語が数多く存在

韓国語は漢字と同じ意味で同じ(似てる)発音の言葉があるため、訳したり表現するときに日本人にはとてもありがたいです。

 

少し例を挙げますね。

 

탁구 = 卓球 、차이 = 差異、지식 = 知識 etc.

 

ここで問題に挙げるのは、

 

特定の言葉を使った表現が出てきた時に、それを別の言葉で意訳することが多い

 

ということです。

上記の単語で挙げてみます。

 

지식을 얻다」
   ↓
直訳 = 「知識を得る」
意訳 = 「勉強する」


「지식을 얻다」「知識を得る」という意味に対し、「勉強する」という意訳を添える。

 

勉強は〈공부〉という単語なのですが、ここでは登場していません。

 

類義語や似た表現を用いていますよね

 

単調な表現や言葉に含みを持たせたい時は、意訳での翻訳が使われている印象です。


意訳と直訳の使い分け

結論から言うと、全て文法通りに直訳(慣用表現などは除く)しても文章としては成り立つと思います。

 

ただ、そこで止まってしまってはもったいないとも思うのです。

 

学習をしていると、

 

なんでここはこう訳したんだろう?

意訳より直訳で、普通に置き換えた方が自然では?

 

と思うタイミングが必ず出てきます。

その時は、違う言い換えや意味の当てはめを覚えるチャンスだと思ってください。

 

自身でまずは直訳
   ↓
直訳ではしない表現や意味にも捉えられるのだと理解
   ↓
韓国語での表現の幅を広げる

 

このような思考のサイクルを身に付ければ、より翻訳を、ひいては作品を楽しめると思います!

ぜひ、学習方法としてお試しください!

 

 

칼럼  コラム

 

ネイティブさえ調べる、日常では使われないがドラマで聞く表現! 

以前、とあるドラマを見ていたら聞き覚えのない単語が出てきました。

 

「한따까리 하고 가셨다」

 

字幕には「来て騒いでたぞ」との、前後関係的には綺麗でしたがざっくりとした翻訳。

気になったのでネットで調べたのですが、詳しい記載は出てこず。

そこで、お世話になっているネイティブの方に訊いたところ、

 

知らなったから辞書で調べたww

 

という回答が!

 

意味は〈한따까리하다」=「喧嘩する・叱るとのことでした

 

どうやら、女性よりも男性の方が使う表現で丁寧な使われ方はしないとのことでしたが、現地で生活してて使う人はあまり見たことがなかったらしいです。

 

この言葉、日本の韓国語辞書では出てこないようでした

 

このように、実際にはあまり聞かない表現や言葉も、ドラマではちょくちょく登場します。

個人的には、ネットだけでは中々詳しく知り得ないものまで登場するのは嬉しいですが、日常で生かせるものだけを知りたい方などは困惑してしまいますよね。

 

ドラマはとても分かりやすく便利な教材ですが、全ての表現をただ鵜呑みにしてしまうのは危険かもしれませんね

 

 

후기  あとがき

 

いかがでしたか。

私の個人的な見解ですが、

 

意訳の表現は直訳の先にあるもの

 

だと考えています。

言葉だけ見ると当然ですが、案外多くの人が当然すぎてスルーしてしまう点だと思っていて、学習の際には忘れてはいけない点です。

 

言葉の置き換えをする際に、元の言葉を知らなければ意味がありませんよね。

 

そこを踏まえると、前述の通りドラマで出てきただけの知識で韓国語を語るのは得策ではありません。

しっかりと一語一語の意味を理解してからドラマを見ることで「この言葉ってこう表現できるんだ」という気づきや学びになっていきます。

 

細かい箇所を気にすることが、より学習に磨きをかけるとも思うのです。

 

今後も、私の書いた記事が皆様の勉学の助けになれば幸いです。

それでは、今回はこれで失礼いたします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

 

ありがとうございました


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